
760戸もある大きな団地だから、工事の届け出を誰に出すのかが分からない。
せんげん台パークタウンは、管理規約の範囲で室内を作り直せるマンションです。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
越谷市千間台西3丁目にある大規模な団地型マンションで、1番街(1982年12月竣工)と2番街(1984年4月竣工)をあわせて760戸です。東武線のせんげん台駅から徒歩7〜9分で、築42〜44年になります。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安になります。水回りと内装だけに絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、2つの街区に分かれたこの団地に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。建て替えの予定と、直して住むか売るかを比べる材料も加えました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(約72〜108㎡)
- 築42〜44年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 1番街252戸・2番街508戸なので自分の街区の情報で確認する
- 8階建ての上の階は資材の搬入と養生を確かめる
せんげん台パークタウンのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
せんげん台パークタウンは、住宅・都市整備公団(現在の都市再生機構)が分譲した鉄筋コンクリート造・8階建の団地です。住戸が広めなので、部屋数の多い間取りの人が多くなります。
工事の範囲別の費用目安
住戸は約72〜108㎡と広めなので、表の80〜89㎡の欄が近い目安になります。60〜69㎡の欄は、小さめの住戸の人の参考にしてください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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せんげん台パークタウンの建て替えの予定は?
せんげん台パークタウンについて、公表された建て替えの計画は見当たりませんでした(2026年10月時点)。今後の予定は総会の資料で確認するのが確実です。
1982年竣工で築44年になる建物です。建て替えを考えるかどうかは、区分所有者の話し合いで決まります。
建て替えはどんな流れで進む?
建て替えは一般的に、管理組合の勉強会や検討から始まり、決議、組合づくり、工事の順に進みます。決議の後も、完成までには年単位の時間がかかるのが普通です。
管理組合で建て替えか修繕かを話し合い、専門家に調べてもらいます。
総会で区分所有者と議決権の多数の賛成を得て決めます。
建て替えの組合をつくり、今の住戸と新しい住戸の権利を整理します。
仮住まいに移り、完成したら新しい建物に戻ります。
建て替えの費用の分け方は、建物の規模や敷地の条件で大きく変わります。話が出たときは、一人あたりの負担の試算を管理組合に確認しましょう。
2026年4月から建て替えの決め方が変わりました
2026年4月1日から、改正された区分所有法が施行されています。建て替えの決議には、今も原則として区分所有者と議決権の5分の4以上の賛成が必要です。
ただし、耐震性の不足や、給排水管の腐食で衛生上の問題があるといった事情がある建物では、4分の3以上に引き下げられました。所在が分からない所有者を、裁判所の手続きを経て決議の数から外せる仕組みもできています。
建物と敷地をまとめて売る、一棟まるごとリノベーションするといった方法も、建て替えと同じ多数決で決められるようになりました。
くわしい内容は、法務省「区分所有法・被災区分所有法の改正について」で確認できます。
今の状況は管理組合で確認
建て替えや大きな修繕の話は、総会の資料や長期修繕計画に最初に出てくることが多いです。工事の前に一度目を通しておきましょう。
管理組合に確認すること
せんげん台パークタウンはリノベか売却か
直して住み続けるか、売って住み替えるかを決めるには、リノベの見積もりと売却の査定の両方が材料になります。
マンションマーケットに載る売り出し例を見ると、2025年2月に2番街の約74〜108㎡で1,390万〜1,890万円の住戸がありました(2026年10月に確認)。同じ建物でも条件で値段が変わるため、ご自分の住戸の値段は査定で確認すると安心です。
| 比べること | せんげん台パークタウンで見る点 |
|---|---|
| 工事の費用 | 全面リノベは1,000万〜2,000万円台が目安。築44年なので配管の交換も入れて考える |
| 売り出しの例 | 2番街の約74〜108㎡で1,390万〜1,890万円(2025年2月)。広さや階で変わる |
| 立地 | 東武伊勢崎・大師線「せんげん台」駅 徒歩7〜9分 |
| 規模 | 760戸(1番街252戸・2番街508戸)・鉄筋コンクリート造・8階建 |
| 築年 | 1982年以降の建物で、耐震基準を満たすものとして扱われるのが一般的(控除の条件は国税庁の案内で確認) |
まず見積もりと査定を両方取って、暮らしやすさと手元に残るお金の両面で比べてみましょう。ご自分の住戸の値段は、査定を受けると分かります。
せんげん台パークタウンの基本データ
まず、街区ごとの竣工年と戸数を見ておきましょう。
| 所在地 | 越谷市千間台西3丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 東武伊勢崎・大師線「せんげん台」駅 徒歩7〜9分 |
| 竣工 | 1番街 1982年12月、2番街 1984年4月(築42〜44年) |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造・8階建 |
| 総戸数 | 760戸(1番街252戸・2番街508戸) |
| 分譲主 | 住宅・都市整備公団(現在の都市再生機構) |
| 住戸の広さ | 約72〜108㎡ |
1番街と2番街では、竣工が約1年半違います。築年も戸数も街区ごとに別なので、ご自分の街区の数字で確認してください。
せんげん台パークタウンはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の給水管・排水管の交換、間仕切りの変更(構造に関わらないもの) |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
団地型のマンションは、住戸の間仕切りが構造壁のこともあります。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的です。交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築40年を超えた760戸の団地では、配管・街区の違い・届け出の先で工事の中身が変わります。
1982年と1984年、街区で築年が違う
1番街は1982年12月、2番街は1984年4月の竣工です。自分の街区の図面と設備を基準にして、工事の中身を決めます。
管理組合・工事会社に確認すること
築42〜44年の配管は交換を前提に
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
760戸の団地で届け出先を最初に聞く
戸数が多い団地では、窓口や書類の流れが決まっていることが多くなります。工事会社を決める前に、申請の順番を聞いておきましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
8階建ての上の階と資材の搬入
上の階ほど、資材や解体ごみの出し入れに手間がかかります。搬入の方法と共用部の養生を、見積もりの前に聞いておきましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築40年を超えた大規模な団地型マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築40年超の給水管・排水管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 上の階への搬入費や共用部の養生費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
大きな団地の工事で避けたいのは、街区ごとの違いを確かめないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
せんげん台パークタウンのリフォームでよくある質問
- せんげん台パークタウンはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- せんげん台にある他のマンションと同じですか?
いいえ、別の物件です。同じせんげん台駅の近くには、千間台西1丁目のサニーハイツせんげん台(1977年築・86戸)や、千間台西5丁目のプラネせんげん台(1986年築・116戸)などがあり、千間台西3丁目の760戸の団地であるパークタウンとは建物も規模も違います。
- 配管はどうしたらいいですか?
1982〜84年築で築40年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年1月1日以後に建築された家屋は、国税庁の案内では耐震基準に適合するものとして扱われます。ただし、控除にはほかにも条件があるので、契約前に不動産会社や税務署で確認しましょう。
まとめ
せんげん台パークタウンは、1982年築・760戸の団地型マンションで、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、自分の街区の図面、上の階への搬入と養生、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の街区の図面を持って、団地の工事に慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
