
駅前で住戸も多いから、工事の資材をどう運ぶのかもよくわからない。
行徳マンションは、管理規約の範囲で室内を作り直せるマンションです。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
1973年4月に竣工した築53年の建物で、592戸の規模があります。市川市行徳駅前2丁目に建ち、東西線の行徳駅から徒歩4分です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。水回りと内装だけに絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、築50年を超えた592戸のこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。建て替えの予定と、直して住むか売るかを比べる材料も加えました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築53年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 592戸の規模なので搬入と養生の確認が要る
- 同名の別物件があるため所在で見分ける
行徳マンションのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
行徳マンションは、前田不動産が分譲したSRC造・地上7階地下1階の建物です。駅から徒歩4分と近く、住戸数が多い点が特徴です。
工事の範囲別の費用目安
住戸の専有面積はお部屋によって違うため、表の60〜69㎡と80〜89㎡の欄のうち、ご自分の広さに近い方を目安にしてください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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行徳マンションの建て替えの予定は?
行徳マンションの建て替えは、公表されている計画が見つかりませんでした(2026年10月時点)。検討の動きは管理組合の掲示や総会資料で追うのが早道です。
市川市にある築53年の建物です。修繕を重ねて使い続けるか、建て替えるかが管理組合の議題になることがあります。
建て替えはどんな流れで進む?
建て替えの工程は、話し合いから始まって再入居で終わります。決議の後も、完成までには年単位の時間がかかるのが普通です。
建て替えか大規模修繕かを管理組合で話し合い、専門家に建物を調べてもらいます。
総会で区分所有者の多数の賛成を得て、建て替えを決めます。
建て替えの組合をつくり、新しい住戸への権利の移し替えを進めます。
仮住まいで過ごし、新しい建物が完成したら戻ります。
建て替えの費用は一般的に、敷地の容積率に余裕があれば、増やした住戸を売った代金で一部をまかなう形がとられます。話が具体化したら、費用の見通しを管理組合に聞いておきましょう。
法改正で建て替えの条件はどうなった?
区分所有法の改正が2026年4月1日に施行されました。建て替えを決めるには原則として5分の4以上の賛成が要りますが、事情が認められれば4分の3以上に緩み、建物と敷地をまとめて売る方法も同様の多数決で選べるようになりました。
1973年竣工の行徳マンションは、旧耐震の時期にあたる建物です。耐震診断の結果が、建て替えや修繕の話し合いの手がかりになります。改正の全体像は、法務省の改正の案内ページで確かめてください。
建て替えの動きは管理組合で確かめる
建物の将来に関わる話題は、まず総会の資料に載ります。リノベの工事を決める前に、目を通しておくと安心です。
先に確かめておきたい点
行徳マンションはリノベか売却か
工事をして住み続けるのか、売って次の住まいに移るのか迷ったら、直す場合の費用と売る場合の査定額を並べてみるのが近道です。
マンションマーケットに載る売り出し例を見ると、2025年2月に約26〜52㎡で580万〜1,480万円の住戸が出ていました(2026年10月に確認)。見出しに載っている現在の相場は760万〜800万円です(ページ上の更新は2025年6月)。
階や向き、工事の有無で差が出るので、ご自分の住戸の値段は査定で確かめましょう。
| 確認する項目 | 行徳マンションにあてはめると |
|---|---|
| 工事の費用 | 全面的に直すと1,000万〜2,000万円台が目安で、築53年だと配管の交換も入れて考える |
| 掲載されていた価格 | 約26〜52㎡で580万〜1,480万円(2025年2月)。現在の相場の見出しは760万〜800万円 |
| 駅と立地 | 東京メトロ東西線「行徳」駅 徒歩約4分 |
| 規模 | 592戸・SRC造・地上7階地下1階 |
| 築年数と税の条件 | 旧耐震の時期の建物。控除を使いたい買い手には、耐震の証明が求められる場合があります(国税庁の案内) |
両方の数字をそろえて、住み心地と手元に残るお金を天びんにかけてみましょう。売るかどうかは、数字を見てから決めても遅くありません。
買い手が見つかりにくい旧耐震の建物は、買取という選択肢もあります。築古・旧耐震の物件を買い取るラクウルにも相談できます。
行徳マンションの基本データ
まず、建物の年代・規模・立地を見ておきましょう。
| 所在地 | 市川市行徳駅前2丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 東京メトロ東西線「行徳」駅 徒歩約4分 |
| 竣工 | 1973年4月(築53年) |
| 構造・階数 | SRC造・地上7階地下1階 |
| 総戸数 | 592戸 |
| 分譲主 | 前田不動産 |
「行徳マンション」は名前が一般的なので、所在が行徳駅前2丁目であることを確かめてください。ご自分の棟の情報は、管理組合や購入時の書類で確認しましょう。
行徳マンションはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
SRC造のマンションは、壁の中に鉄筋や鉄骨が入っていることがあります。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって確かめるのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築50年を超えた592戸のマンションでは、配管・搬入・棟の違いで工事の中身が変わります。
築53年は配管の交換が前提
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベで床や壁を開けるなら、配管もまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
592戸の大規模なので搬入の順番と時間帯
592戸の建物では、工事の申請や搬入のルールが細かく決まっていることが多いです。搬入できる日と時間帯を先に確かめましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
駅前の立地は工事車両の停め方がカギ
行徳駅から徒歩4分の駅前なので、工事車両を停められる場所が限られることがあります。
管理組合・工事会社に確認すること
共用部分との境目を先に聞く
サッシ、玄関ドア、バルコニーは共用部分にあたることが多く、工事できる範囲が専有部分と分かれます。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年を超えた大規模マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築53年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 駅前での工事車両の駐車費や搬入費、養生費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
大きな建物の工事で避けたいのは、搬入や養生のルールを確かめないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
行徳マンションのリフォームでよくある質問
- 行徳マンションはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 同名の別の「行徳マンション」と同じですか?
「行徳マンション」は一般的な名前です。この記事は、市川市行徳駅前2丁目にある1973年築・592戸の建物について書いています。
他の建物と区別するには、所在と竣工年で確かめてください。- 配管はどうしたらいいですか?
1973年築で築40年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
行徳マンションは、1973年築・592戸のマンションで、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、搬入と養生、駅前の工事車両、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、住戸の図面を持って、マンションの工事に慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
