
15階まである建物で、工事の資材をどう運ぶのかが心配。
本郷ハウスは、管理規約の範囲で室内を作り直せるマンションです。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
文京区本郷1丁目にある1970年10月竣工の建物で、築56年です。SRC造の15階・地下1階建てで、127戸が入っています。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。築年が古いぶん、見えない部分の工事も見ておきましょう。
この記事では、築56年・15階建てのこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築56年なので配管の交換を工事に入れて考える
- 15階・地下1階なので搬入と養生の確認が要る
- 1970年築なので購入時は耐震の条件も確認
本郷ハウスのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
本郷ハウスは、住友不動産が分譲したSRC造・15階地下1階の建物です。都営三田線の「水道橋」駅から徒歩3〜4分の場所にあります。
工事の範囲別の費用目安
広さによって費用は変わります。ご自分の部屋の専有面積に近い欄を見てください。60〜69㎡と80〜89㎡の目安を並べます。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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本郷ハウスの基本データ
まず、建物の年代・階数・戸数・場所を見ておきましょう。
| 所在地 | 文京区本郷1丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 都営三田線「水道橋」駅 徒歩3〜4分 |
| 竣工 | 1970年10月(築56年) |
| 構造・階数 | SRC造・15階・地下1階(16階建てと載るサイトもあります) |
| 総戸数 | 127戸 |
| 分譲主 | 住友不動産 |
階数は「15階」「16階」の2通りが見つかります。数字が割れるのは地下の数え方の違いとみられるので、ご自分の建物の図面で確かめましょう。
本郷ハウスはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
SRC造の建物は、壁の中に鉄筋や鉄骨が入っています。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築56年・15階建ての建物では、配管・電気・搬入で工事の中身が変わります。
築56年は配管をまとめて新しくする
築50年を超えた建物は、給水管・排水管の交換を前提に考えるのが無難です。床や壁を開けるリノベなら、このタイミングで新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
古い建物は電気まわりも見直す
1970年築の部屋は、今の暮らしの電気の使い方と合わないことがあります。分電盤や配線を見てもらいましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
15階・地下1階の高さは搬入の段取りが決め手
上の階では、資材や解体した廃材を運ぶ手間が増えます。エレベーターの養生と使える時間帯を先に決めましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
水道橋駅から3〜4分の駅近は近隣への配慮が要る
駅に近い都心の建物は、人通りも多くなります。工事の時間帯と車の停め方は管理組合の決まりに従いましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| マンションの実績 | 築50年前後・15階建てのSRC造マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・電気の扱い | 築56年の配管の交換と配線の見直しは見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | エレベーターの養生費や廃材の運び出し費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
古くて高い建物の工事で避けたいのは、配管や電気の状態を見ないまま、内装だけの見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
本郷ハウスのリフォームでよくある質問
- 本郷ハウスはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 同じ名前の別の「本郷ハウス」と同じですか?
この記事は、文京区本郷1丁目にある1970年築・127戸の本郷ハウスです。
同じ名前や似た名前のマンションがほかの場所にもあるので、所在地と築年で見分けてください。- 配管はどうしたらいいですか?
1970年築で築50年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
本郷ハウスは、1970年築・127戸のマンションで、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、電気まわりの見直し、15階・地下1階の搬入と養生、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の建物の図面を持って、築年の古いマンションに慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
