
600戸近い大きなマンションだから、工事の届け出も手続きが多そうで心配。
狛江ハイタウンは、管理規約の範囲で室内を作り直せるマンションです。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
1973年10月に竣工した築53年の建物で、狛江市東野川3丁目にあります。SRC造の11階建てで、総戸数は593〜602戸と、市内でも大きな規模です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安になります。水回りと内装だけに絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、築53年・約600戸のこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。建て替えの予定と、直して住むか売るかを比べる材料もまとめています。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築53年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 約600戸の大規模なので届け出の窓口と手順を先に聞く
- 11階建てなので搬入と養生のルールを確認する
狛江ハイタウンのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
狛江ハイタウンは、藤和不動産が分譲したSRC造・地上11階の建物です。小田急線の「喜多見」駅から徒歩16分で、「つつじヶ丘」駅(京王線)まで徒歩21分とされています。
工事の範囲別の費用目安
専有面積は確認できた範囲では分かりません。お住まいの広さに近い欄(60〜69㎡か80〜89㎡)を目安にしてください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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狛江ハイタウンの建て替えの予定は?
狛江ハイタウンに建て替えの計画が公表された形跡は見当たりません(2026年10月時点)。ただ、築年数を考えると、検討の動きは管理組合の掲示や総会資料で確認しておくと安心です。
1973年竣工で築53年になる建物です。建て替えを考えるかどうかは、区分所有者の話し合いで決まります。
建て替えが決まったら、どう進む?
建て替えは、検討の開始から完成まで長い道のりになります。決議から完成までに数年かかることも珍しくありません。
建て替えか大規模修繕かを管理組合で話し合い、専門家に建物を調べてもらいます。
総会で区分所有者の多数の賛成を得て、建て替えを決めます。
建て替えの組合をつくり、新しい住戸への権利の移し替えを進めます。
仮住まいで過ごし、新しい建物が完成したら戻ります。
建て替えの費用の分け方は、建物の規模や敷地の条件で大きく変わります。負担額は検討の段階で試算を出してもらうと見通しが立ちます。
区分所有法が改正されました
建て替えのルールを定めた区分所有法が、2026年4月に改正されました。原則の基準は今も区分所有者と議決権の5分の4以上で、一定の事情がある建物では4分の3以上に下がり、一括売却や一棟リノベーションも同じ多数決で決められるようになりました。
狛江市にある1973年竣工の狛江ハイタウンは、旧耐震の時期の建物です。耐震性の評価を管理組合に聞いておくと、今後の見通しがつかみやすくなります。要件の一覧は、法務省「区分所有法・被災区分所有法の改正について」で確認できます。
総会資料で今の動きを確かめる
将来の工事の予定は、総会の資料と長期修繕計画に載るのが一般的です。リノベの前に確認しておきましょう。
管理組合への確認リスト
狛江ハイタウンはリノベか売却か
直して住み続けるか、売って住み替えるかを決めるには、リノベの見積もりと売却の査定の両方を手元に置くのが近道です。
マンションマーケットで確認できた売り出し例は、2025年2月に約56〜76㎡で2,580万〜3,299万円の住戸がありました(2026年10月に確認)。見出しに載っている現在の相場は2,120万〜2,230万円です(ページ上の更新は2025年6月)。
値段は広さと階でかなり動くので、ご自分の住戸の値段は査定で確認しましょう。
| 比べること | 狛江ハイタウンで見る点 |
|---|---|
| リノベの費用 | 全面リノベは1,000万〜2,000万円台が目安。築53年なので配管の交換も入れて考える |
| 市場に出ている例 | 約56〜76㎡で2,580万〜3,299万円(2025年2月)。現在の相場の見出しは2,120万〜2,230万円 |
| 立地 | 小田急小田原線「喜多見」駅 徒歩16分、京王線「つつじヶ丘」駅 徒歩21分 |
| 建物の規模 | 593〜602戸・SRC造・地上11階 |
| 築年 | 1982年より前の建物。買う人が住宅ローン控除を使うには耐震の証明などが必要(国税庁の案内) |
リノベの見積もりと査定額を並べて、工事して住み続ける場合と住み替える場合を比べてみましょう。数字を並べてから決めれば、後悔しにくくなります。
旧耐震の建物で買い手が見つかるか心配なときは、買取に対応するラクウルに聞いてみる方法もあります。
狛江ハイタウンの基本データ
まず、建物の年代・規模・立地を見ておきましょう。
| 所在地 | 狛江市東野川3丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 小田急小田原線「喜多見」駅 徒歩16分、京王線「つつじヶ丘」駅 徒歩21分 |
| 竣工 | 1973年10月(築53年) |
| 構造・階数 | SRC造・地上11階 |
| 総戸数 | 593〜602戸 |
| 分譲主 | 藤和不動産 |
サイトによって「593戸」と「602戸」の両方が見つかります。管理組合の資料で現在の戸数を確認すると確実です。
狛江ハイタウンはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
SRC造は、壁の中に鉄筋や鉄骨が入っていることがあります。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築53年・約600戸の大規模マンションでは、配管・届け出・搬入で工事の中身が変わります。
築53年は配管の交換が前提
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
約600戸の届け出は窓口を先に確認
戸数が多い建物は、工事の申請や承認に時間がかかることがあります。申請から着工までの期間を先に聞いておくと、工期を組みやすくなります。
管理組合・工事会社に確認すること
11階建ての搬入と養生
高層階の部屋では、資材をエレベーターで運ぶ場面が増えます。ただし搬入のルールは建物ごとに違うため、工事会社と管理組合の両方に聞きましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
喜多見駅から徒歩16分の車と荷物
駅から離れた立地なので、工事車両の停め方や荷物の置き場が工事のしやすさに関わります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年前後・11階建てのSRC造マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築53年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 搬入費や養生費、駐車費用は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
大規模マンションの工事で避けたいのは、届け出の手順や搬入のルールを確かめないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
狛江ハイタウンのリフォームでよくある質問
- 狛江ハイタウンはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 配管はどうしたらいいですか?
1973年築で築40年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- 狛江ハイタウンはどこにありますか?
狛江市東野川3丁目にあります。最寄りは小田急線の「喜多見」駅で、徒歩16分とされています。
名前が似た別の「ハイタウン」と間違えないよう、所在地で確認してください。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
狛江ハイタウンは、1973年築・約600戸の大規模マンションで、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、届け出の窓口、搬入と養生、工事車両の置き場所の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の棟の図面を持って、マンションの工事に慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
