
14階建てだと、工事の資材を運べる時間が限られそうで不安。
結論から言うと、なぎさニュータウンは管理組合への届け出を前提に、室内を全面的にリノベーションできる分譲マンションです。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能というのが分譲マンションの一般的なルールです。ただし、構造壁など動かせない部分もあります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、なぎさニュータウンでリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(広さで変わる)
- 棟によって築年が違うので、自分の棟の竣工を確認する
- 築45年前後なので配管の交換も工事に入れて考える
- 14階建ての大規模物件に慣れた会社を選ぶ
なぎさニュータウンのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションの自分の住戸の内側(専有部分)は、管理規約の範囲で工事できます。
なぎさニュータウンは全7棟・1,000戸を超える大規模な分譲マンションで、管理組合の仕組みが整っている点が特徴です。全面リノベは1,000万〜2,000万円台が目安です。
工事の範囲別の費用目安
広さによって費用は変わります。60〜69㎡と80〜89㎡の目安を並べます。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
なぎさニュータウンの基本データ
なぎさニュータウンは全7棟の大規模物件で、竣工が棟ごとに異なります。先に基本を押さえておきましょう。
| 所在地 | 江戸川区南葛西7丁目 |
|---|---|
| 最寄り | 地下鉄東西線「葛西」駅からバス10〜15分、「堀江町(なぎさニュータウン)」下車徒歩1分 |
| 竣工 | 1977年2月〜1980年3月(棟により異なる) |
| 構造・階数 | SRC造・地上14階建て(全7棟) |
| 総戸数 | 約1,324〜1,362戸 |
| 施主・施工 | 日本勤労者住宅協会・熊谷組 |
| 敷地 | 約58,000㎡ |
棟ごとの竣工年や階数の細かい違いは、不動産会社か管理事務所で自分の棟を確認してください。
なぎさニュータウンはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的です。交換したいときは管理組合に相談しましょう。
なぎさニュータウンはSRC造の14階建てです。壁で建物を支える部分は取り払えないため、図面で動かせる壁を確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1977〜80年築のなぎさニュータウンは、棟ごとの築年と海に近い立地を踏まえて工事を考えましょう。
自分の棟の竣工年を確認する
全7棟の竣工は1977年2月から1980年3月で、棟によって築年が数年違います。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換を前提に考える
築45年を超えているため、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。
管理組合・工事会社に確認すること
14階建ての搬入と届け出
14階建ての大規模物件では、資材の搬入にエレベーターを使います。使える時間帯や養生は、管理組合ごとに決まっています。
管理組合・工事会社に確認すること
管理組合のルールは事前に聞く
防犯・防災や管理に独自の仕組みを持つ団地と紹介されています。工事の届け出や遮音の規約は、管理組合に確認が必要です。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 14階建ての大規模マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類は作ってもらえますか |
| 配管の扱い | 配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | エレベーターの養生費や搬入費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
大規模物件の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「規約で認められない」と分かることです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
なぎさニュータウンのリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理事務所か工事会社に確認しましょう。- 棟によって築年は違いますか?
竣工は1977年2月〜1980年3月とされ、棟によって違うようです。自分の住戸の棟の竣工年は、不動産会社に確認しましょう。
- 壁を取って間取りを変えられますか?
建物を支える構造壁は取り払えません。動かせる壁かどうかは、図面と住戸をリノベ会社に見てもらうと分かります。
- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
なぎさニュータウンは、管理組合への届け出を前提に室内を作り直せる、棟ごとに築年が違う大規模団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
自分の棟の築年、配管、構造壁、エレベーターの養生の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
なぎさニュータウンのリフォームで迷ったら、大規模マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
