
号棟によって広さが違うから、自分の号棟の図面が要るのかもしれない。
恩多マンションは、専有部分なら室内を作り直せるマンションです。住戸の内側であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
東村山市恩多町2丁目にある1968年6月竣工(築58年)の5階建で、192戸が入っています。分譲主は株式会社ブリヂストンとされ、1号棟・2号棟・6号棟など号棟に分かれています。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安になります。水回りと内装だけなら、もう少し抑えられます。
この記事では、築58年・5階建のこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。建て替えの動きと、リノベか売却かを考える材料も載せています。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築58年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 号棟ごとに図面と設備を確認する
- 5階建なので上の階への搬入方法を決める
恩多マンションのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
恩多マンションは鉄筋コンクリート造で、西武新宿線の「久米川」駅から徒歩15分、「小平」駅から徒歩21分の場所にあります。
工事の範囲別の費用目安
売り出し例には72.68㎡(2号棟・3LDK)と83.91㎡(1号棟)があり、表の60〜69㎡の欄と80〜89㎡の欄の間に収まります。ご自分の広さに近いほうを目安にしてください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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恩多マンションの建て替えの予定は?
恩多マンションに建て替えの計画が公表された形跡は見当たりません(2026年10月時点)。ただ、築年数を考えると、検討の動きは管理組合の掲示や総会資料で確認しておくと安心です。
東村山市にある築58年の建物です。建て替えか修繕かの方針は、総会での話し合いを経て決まっていきます。
建て替えが決まったら、どう進む?
建て替えは一般的に、管理組合の勉強会や検討から始まり、決議、組合づくり、工事の順に進みます。決議の後も、完成までには年単位の時間がかかるのが普通です。
建て替えか大規模修繕かを管理組合で話し合い、専門家に建物を調べてもらいます。
総会で区分所有者と議決権の多数の賛成を得て決めます。
建替組合を立ち上げ、今の住戸と新しい住戸の権利を整理します。
仮住まいに移って工事を待ち、完成後に戻ります。
建て替えでは、住んでいる人の負担額が敷地の条件で大きく変わるのが一般的です。試算が出たら内容をよく確認し、納得してから議決に臨みましょう。
区分所有法が改正されました
2026年4月1日から、改正された区分所有法が施行されています。建て替え決議の原則は、これまでどおり5分の4以上の賛成ですが、耐震性の不足などがある建物では4分の3以上に下がり、所在が分からない所有者を決議の数から外す手続きも設けられました。
1968年竣工の恩多マンションは、旧耐震の時期にあたる建物です。耐震性が足りないとされる事情に当たるかは、診断の結果が目安になります。改正の全体像は、法務省「区分所有法・被災区分所有法の改正について」で確かめてください。
総会資料で今の動きを確かめる
建物の将来に関わる話題は、まず総会の資料に載ります。工事に進む前に読んでおきましょう。
管理組合への確認リスト
恩多マンションはリノベか売却か
工事をして住み続けるのか、売って次の住まいに移るのか迷ったら、見積もりと査定の両方を先にそろえておくのが確実です。
マンションマーケットのページに出ている売り出し例では、2024年11月に約66〜84㎡で1,880万〜1,980万円の住戸がありました(2026年10月に確認)。ページの見出しでは、現在の中古相場は1,320万円〜とされています(更新表示は2025年6月)。
条件しだいで金額が変わるため、ご自分の住戸の値段は査定で確かめましょう。
| 確認する項目 | 恩多マンションにあてはめると |
|---|---|
| 工事にかかるお金 | 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台。築58年の建物なので配管の交換も入れて考える |
| 市場に出ている例 | 約66〜84㎡で1,880万〜1,980万円(2024年11月)。現在の相場の見出しは1,320万円〜 |
| 立地 | 西武新宿線「久米川」駅 徒歩15分、「小平」駅 徒歩21分 |
| 戸数と構造 | 192戸・鉄筋コンクリート造・5階建 |
| 築年と住宅ローン控除 | 1982年より前の竣工なので、買い手が住宅ローン控除を使うには耐震面の証明がいります(国税庁の案内) |
まず見積もりと査定を両方取って、住み心地と手元に残るお金を天びんにかけてみましょう。ご自分の住戸の値段は、査定を受けると分かります。
旧耐震で売れるかが不安なら、築古・旧耐震の物件を買い取るラクウルにも相談できます。
恩多マンションの基本データ
まず、建物の年代・号棟・立地を見ておきましょう。
| 所在地 | 東村山市恩多町2丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 西武新宿線「久米川」駅 徒歩15分、「小平」駅 徒歩21分 |
| 竣工 | 1968年6月(築58年) |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造・5階建 |
| 総戸数 | 192戸 |
| 分譲主 | 株式会社ブリヂストン |
| 住戸の広さの例 | 72.68㎡(2号棟・3LDK)、83.91㎡(1号棟) |
号棟は1号棟、2号棟、6号棟などが確認でき、号棟ごとに広さが違います。ご自分の号棟の情報で確認しましょう。
恩多マンションはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の給排水管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
築58年の5階建では、抜ける壁と抜けない壁の見極めが間取り変更の分かれ目です。管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的です。交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築58年・192戸の建物では、配管・号棟の違い・壁の構造で工事の中身が変わります。
築58年は配管を替える前提で見積もる
築58年の住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
号棟ごとに広さも図面も違う
1号棟は83.91㎡、2号棟は72.68㎡と、売り出し例でも号棟で広さが違います。自分の号棟の図面で見積もってもらうのが確実です。
管理組合・工事会社に確認すること
5階建の上の階への搬入
5階建なので、上の階の工事では資材をどう運ぶかが費用に響きます。自分の号棟の設備を工事会社に伝えましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
低層の鉄筋コンクリート造は壁の構造を確認
古い低層の鉄筋コンクリート造は、壁そのものが建物を支える造りのことがあります。その場合、抜けない壁が多くなります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築55年前後・5階建の鉄筋コンクリート造を工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築58年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 資材の搬入費や養生費は別になっていますか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
築古の低層マンションの工事で避けたいのは、壁の構造と号棟の違いを確かめないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
恩多マンションのリフォームでよくある質問
- 恩多マンションはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 恩多町にある別のマンションと同じ物件ですか?
いいえ、別の物件です。同じ恩多町には「ビーグルマンション恩多町」(恩多町5丁目・1988年築・40戸)や「ウィスタリアマンション恩多B」などがあり、この記事の恩多マンション(恩多町2丁目・1968年築・192戸)とは建物も規模も違います。
- 配管はどうしたらいいですか?
1968年築で築50年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
恩多マンションは、1968年築・5階建192戸のマンションで、専有部分なら室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、自分の号棟の図面、上の階への搬入、壁の構造の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の号棟の図面を持って、築古マンションの工事に慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
