
A棟とB棟があるから、工事の届け出は自分の棟の窓口でいいのかな。
秀和赤坂レジデンシャルホテルは、住戸の内側(専有部分)であれば、管理規約の範囲で室内を作り直せる建物です。リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
1971年5月に竣工した築55年の建物で、A棟とB棟をあわせて約700〜710戸の大規模な物件です。分譲主は秀和で、港区赤坂9丁目にあり、専有面積は約13〜31㎡と小さめの住戸が中心です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安ですが、この建物は住戸が小さいため、実際の金額は表より下がることがあります。
この記事では、築55年で2棟構成のこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。建て替えの予定と、直して住むか売るかを比べる材料も加えました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(表より小さい住戸なので下がることも)
- 築55年なので配管の交換も工事に入れて考える
- A棟とB棟で構造や階数が違うので自分の棟で確認
- 約700〜710戸の大規模なので届け出の流れを確認
秀和赤坂レジデンシャルホテルのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
秀和赤坂レジデンシャルホテルは、秀和が分譲した建物です。東京メトロ千代田線の「乃木坂」駅から徒歩4〜7分で、「赤坂」駅や「六本木」駅も歩ける距離にあります。
工事の範囲別の費用目安
この建物の住戸は約13〜31㎡と、表のどの欄よりも小さい広さです。工事の面積が小さい分、実際の金額は表の目安より低くなることがあるので、見積もりで確かめてください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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秀和赤坂レジデンシャルホテルの建て替えの予定は?
調べた範囲では、秀和赤坂レジデンシャルホテルの建て替えを示す公表資料は見つかりませんでした(2026年10月時点)。念のため、今後の予定は総会の資料で確認するのが確実です。
約700〜710戸の規模の建物で、築55年を迎えています。将来の方針は区分所有者の合意で決まるため、早めに状況を知っておきたいところです。
建て替えまでの道のりは?
建て替えの工程は、話し合いから始まって再入居で終わります。ひとつの段階ごとに、合意を取り直す場面が出てきます。
管理組合の勉強会で、建て替えと修繕のどちらにするかを話し合います。
総会の採決で、法律の定める多数の賛成が得られれば決議が成立します。
建て替えを進める組合ができ、今の住戸と新しい住戸の権利が整理されます。
仮住まいに移って工事を待ち、完成後に戻ります。
建て替えの自己負担は、建物の規模と敷地の余裕で決まる部分が大きいものです。余裕が少ない建物では負担が重くなりやすいので、検討が始まったら試算を管理組合に確認しましょう。
建て替えのルールが2026年4月に変わりました
建て替えのルールを定めた区分所有法が、2026年4月に改正されました。建て替え決議の原則は、これまでどおり5分の4以上の賛成ですが、耐震性の不足などがある建物では4分の3以上に下がり、所在が分からない所有者を決議の数から外す手続きも設けられました。
1971年竣工の秀和赤坂レジデンシャルホテルは、旧耐震の時期にあたる建物です。耐震性が足りないとされる事情に当たるかは、診断の結果が目安になります。詳細は、法務省「区分所有法・被災区分所有法の改正について」で確かめてください。
今の状況は管理組合で確認
建物の将来に関わる話題は、まず総会の資料に載ります。工事を頼む前に、直近の数年分を見せてもらいましょう。
管理組合に確認すること
秀和赤坂レジデンシャルホテルはリノベか売却か
住み続けるか住み替えるかで迷うときは、直す費用と売れる金額を並べて比べるのが確実です。
マンションマーケットのページに出ている売り出し例では、2025年2月に約14〜16㎡のワンルームで1,260万〜1,680万円の例が載っていました(2026年10月に確認)。同じページの見出しには、現在の中古相場として1,750万円〜と出ています(ページの更新表示は2025年6月)。
部屋ごとの条件で幅があるので、ご自分の住戸の値段は査定で確かめましょう。
| 確認する項目 | 秀和赤坂レジデンシャルホテルにあてはめると |
|---|---|
| 工事の費用 | 1,000万〜2,000万円台が全面リノベの目安。築55年なので、配管の交換も入れて考える |
| 売り出し価格の例 | 約14〜16㎡のワンルームで1,260万〜1,680万円(2025年2月)。現在の相場の見出しは1,750万円〜 |
| アクセス | 東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 徒歩4〜7分、「赤坂」駅 徒歩5〜7分、「六本木」駅 徒歩8分 |
| 建物の規模 | 約700〜710戸(A棟448戸・B棟252戸)・A棟は地上10階、B棟は地上7階 |
| 築年数と税の条件 | 1971年竣工の旧耐震の建物。買い手の住宅ローン控除には耐震の証明などが関わります(国税庁の案内) |
工事の見積もりと売却の査定をそろえて、住み心地と手元に残るお金を天びんにかけてみましょう。売るかどうかは、数字を見てから決めても遅くありません。
買い手が見つかりにくい旧耐震の建物は、買取という選択肢もあります。築古・旧耐震の物件を買い取るラクウルにも相談できます。
秀和赤坂レジデンシャルホテルの基本データ
まず、建物の年代・棟の構成・住戸の広さを見ておきましょう。
| 所在地 | 港区赤坂9丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 徒歩4〜7分、「赤坂」駅 徒歩5〜7分、「六本木」駅 徒歩8分 |
| 竣工 | 1971年5月(築55年) |
| 構造・階数 | A棟は地上10階、B棟は地上7階 |
| 総戸数 | 約700〜710戸(A棟448戸・B棟252戸) |
| 分譲主 | 秀和 |
| 住戸の広さ | 約13〜31㎡ |
サイトによって戸数が「700戸」と「710戸」に分かれ、A棟の構造はSRC造とRC造の両方で書かれています。ご自分の棟の情報は管理組合や購入時の書類で確認しましょう。
秀和赤坂レジデンシャルホテルはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
住戸が小さい建物では、壁を抜ける範囲が限られることがあります。間取りを変えるなら、図面で抜ける壁を確認してから決めましょう。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築55年でA棟とB棟に分かれた約700戸の建物では、配管・棟の違い・小さな住戸の使い方で工事の中身が変わります。
築55年は配管の交換が前提
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。小さな住戸でも、水回りを動かすなら配管の確認が欠かせません。
管理組合・工事会社に確認すること
A棟とB棟で図面が違う
A棟は10階建て、B棟は7階建てと、構造も階数も違うとされています。工事の可否は棟ごとに図面で決まります。
管理組合・工事会社に確認すること
約13〜31㎡の住戸で何を優先するか
広さが限られるため、収納と水回りの配置が使い勝手を大きく左右します。工事の範囲は、優先順位をつけて絞りましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
約700戸の建物の届け出と搬入
戸数が多い建物は、工事の申請や搬入の決まりが細かいことがあります。着工前に流れを確かめておくと安心です。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年以上・約700戸の大規模マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築55年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 共用部分の養生費や資材の搬入費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
A棟B棟の大規模な建物では、棟ごとの図面と搬入のルールを確かめてから見積もりを出してもらうことが大切です。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
秀和赤坂レジデンシャルホテルのリフォームでよくある質問
- 秀和赤坂レジデンシャルホテルはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- どこにある建物ですか?
港区赤坂9丁目にあります。最寄りは東京メトロ千代田線の「乃木坂」駅で、徒歩4〜7分です。
- 配管はどうしたらいいですか?
1971年築で築40年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
秀和赤坂レジデンシャルホテルは、1971年築・約700戸のA棟B棟の建物で、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安ですが、住戸が小さいぶん、実際は下がることがあります。
配管の交換、自分の棟の図面、小さな住戸の収納と水回り、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の棟の図面を持って、築年の古いマンションに慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
