
築50年を超えた部屋の配管が、そのまま使えるのか不安。
結論から言うと、高島平団地(分譲)は管理規約の範囲で室内をリノベーションできる分譲団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、団地の棟によって階数や造りが違うため、動かせない壁は棟ごとに図面で確認しておきましょう。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、高島平団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 工事の前に管理組合への届け出が必要になる
- 築50年超なので配管の交換も工事に入れて考える
- UR賃貸の高島平団地とは別物件なので間違えない
高島平団地(分譲)のリフォーム・リノベ費用の目安
分譲のマンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。
高島平団地は、ここで扱う分譲の部分(第1〜第3の住宅)と、UR都市機構が運営する賃貸の部分があり、この記事は分譲の部分の話です。全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台です。
工事の範囲別の費用目安
広さによって費用は変わります。60〜69㎡と80〜89㎡の目安を並べます。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
高島平団地(分譲)の基本データ
先に、分譲かどうか・建物の年代・棟の違いを押さえておきましょう。
| 所在地 | 板橋区高島平3丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 都営三田線「新高島平」駅 徒歩5〜7分/「高島平」駅 徒歩9分 |
| 竣工 | 1972年7月 |
| 構造・階数 | SRC造・RC造(棟により異なる)・5〜11階建て |
| 総戸数 | 約1,883戸(第1〜第3の合算) |
| 分譲主 | 日本住宅公団 |
基本データは、不動産ポータルに載っている分譲時のパンフレット情報をもとにしています。UR賃貸の高島平団地(管理戸数約8,287戸)とは別の物件です。
高島平団地(分譲)はどこまでリノベできる?できない工事
分譲のマンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
高島平団地は、棟によって5階建てから11階建てまで階数が違います。ポータルにはエレベーターありの記載がありますが、棟ごとに確認が必要です。
工事の前に確認すること
1972年築で棟数の多い団地は、棟ごとの違いと築年で、できることと費用が変わります。
まず分譲かUR賃貸かを間違えない
高島平団地には、分譲の住宅と、UR都市機構が運営する賃貸があります。この記事は分譲の部分です。
管理組合・工事会社に確認すること
10-10号棟のように棟で造りが違う
たとえば10-10号棟は5階建て・60戸で、全戸が南東向きの棟です(ポータル掲載)。棟によって階数や戸数が違います。
管理組合・工事会社に確認すること
築50年超は配管を交換する前提で
竣工が1972年なので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。
管理組合・工事会社に確認すること
エレベーターの有無は棟ごとに確認
ポータルにはエレベーターありと書かれていますが、5階建ての棟もあります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年前後の分譲団地を工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類は作ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 搬入費や養生費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
棟数の多い団地の工事でいちばん避けたいのは、別の棟や賃貸と情報を取り違えたまま計画を進めることです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
高島平団地(分譲)のリフォームでよくある質問
- 高島平団地は分譲ですか?賃貸ですか?
この記事で扱うのは分譲の部分(第1〜第3の住宅)です。同じ高島平には、UR都市機構の賃貸の団地もあり、別の物件です。
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理組合か工事会社に確認しましょう。- 壁を取って間取りを変えられますか?
建物を支える構造壁は取り払えません。棟ごとに造りが違うため、自分の棟の図面を見て判断します。
- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
高島平団地(分譲)は、1972年築の大規模な分譲団地で、UR賃貸とは別の物件です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
分譲かどうか、棟の違い、配管、搬入の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
高島平団地のリフォームで迷ったら、棟の図面を持って、団地に慣れた会社に見てもらうのが近道です。
