
県の棟と市の棟でルールが違うので、工事の前に何を確認すればいいのか迷っている。
結論から言うと、ドリームハイツは管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、県の棟と市の棟で管理組合が違うので、ルールは住む棟で確認しておきましょう。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、ドリームハイツでリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(70㎡前後)
- 1〜4号棟は市、5〜23号棟は県の公社分譲で管理組合が別
- 自主管理の管理組合なので届け出の窓口を確認
- 水回りと内装を新しくしたリノベ済み住戸が売りに出ている
ドリームハイツのリフォーム・リノベ費用の目安
団地でも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で自由に工事できます。
実際にドリームハイツでは、県の棟・市の棟ともにキッチン・浴室・洗面・トイレの交換や床・壁紙の張り替えまで済ませた住戸が売りに出ています。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は70〜72㎡前後の3LDK・4LDKが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)です。
同じ会社は、今の首都圏の一般的な相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータでも、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)です。
資材と人件費は上がっているので、全面リノベは1,000万〜2,000万円台で見ておくと予算の読み違いが起きにくくなります。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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ドリームハイツの基本データ
工事の計画は、建物の年代・構造・管理の仕組みで決まることが多いので、先に基本を押さえておきましょう。
| 所在地 | 横浜市戸塚区俣野町・深谷町 |
|---|---|
| 規模 | 23棟(すべて公社の分譲) |
| 市ドリームハイツ | 1〜4号棟・764戸(横浜市住宅供給公社) |
| 県ドリームハイツ | 5〜23号棟・1,506戸(神奈川県住宅供給公社) |
| 入居開始 | 1972〜1974年 |
| 構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 10〜13階建て |
| 管理 | 県・市それぞれの管理組合による自主管理 |
| 間取りの例 | 3LDK 71.93㎡、4LDK 72.23㎡ |
| 管理費・修繕積立金の例 | 県20号棟・72.23㎡で月8,000円・月13,000円 |
| 交通 | 戸塚駅・湘南台駅などからバス(鉄道駅は徒歩圏外) |
規模は横浜市・内閣府の資料、管理費などは2026年に売りに出ている住戸の情報をもとにしています。
ドリームハイツはどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
ドリームハイツは鉄骨鉄筋コンクリート造の高層棟です。壁を動かしたいときは、構造に関わる壁かどうかを図面で確認してから計画しましょう。
工事の前に確認すること
1970年代前半に建った高層の団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。
届け出とルールは県・市それぞれの管理組合で
ドリームハイツは、1〜4号棟が市、5〜23号棟が県の住宅供給公社の分譲で、管理組合も別です。どちらも住民による自主管理なので、工事の届け出の窓口と書類は住む棟の管理組合で先に確認しましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築50年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難でしょう。床をはがす全面リノベなら、配管の交換を同じ工事にまとめると、あとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
高層棟は搬入と養生の段取りを確認
10〜13階建ての棟では、資材の運び込みにエレベーターや共用廊下を使う日時が決められていることがあります。建物の入口に階段がある棟もあるので、見積もりの搬入・養生の費用を確かめておきましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
ペットのルールは棟ごとに確認
売りに出ている住戸の情報を見ると、ペットの飼育ができる棟とできない棟があります。工事の内容とあわせて、住む棟の使用細則を一度読んでおきましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年以上の団地を工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類は作ってもらえますか |
| 配管の扱い | 配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 搬入費や養生費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えるでしょう。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「規約でこの工事はできない」「配管が想定外だった」と分かることです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があります。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに同じ条件で見積もりを比べることが大切です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
ドリームハイツのリフォームでよくある質問
- 県ドリームハイツと市ドリームハイツは何が違いますか?
分譲した住宅供給公社と管理組合が違います。1〜4号棟が横浜市、5〜23号棟が神奈川県の公社の分譲です。
工事のルールは住む棟の管理組合で確認しましょう。- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理事務所か工事会社に確認しましょう。- エレベーターはありますか?
高層棟なのでエレベーターはあります(売りに出ている住戸の情報で確認)。
搬入に使える日時は管理組合に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
ドリームハイツは、管理規約の範囲で室内を全面的に作り直せる、県と市の公社が分譲した高層の団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
住む棟の管理組合のルール、配管、搬入、ペットの4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
ドリームハイツのリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
