
広さが小さめなので、間取りの変え方を相談したい。
東向地団地は、管理規約の範囲で室内を作り直せる団地です。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
1975年6月に竣工した築51年の建物で、RC造の5階建て、200戸が入っています。神奈川県住宅供給公社が分譲し、長津田駅から徒歩10分の場所です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。水回りと内装だけに絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、築51年の団地で工事を頼む前に確認しておきたいことを、順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築51年なので配管の交換も工事に入れて考える
- RC造5階建ては構造壁の位置を図面で確かめる
- URの「長津田団地」とは別の団地
東向地団地のリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
東向地団地は、神奈川県住宅供給公社が分譲したRC造・5階建ての団地です。長津田駅から徒歩10分の場所にあります。
工事の範囲別の費用目安
売出しの例には約55㎡の2LDKがあります。60㎡より小さい広さなので、表の60〜69㎡の欄より少し下がる目安で考えましょう。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
東向地団地の基本データ
まず、建物の年代・規模・立地を見ておきましょう。
| 所在地 | 横浜市緑区長津田町 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 「長津田」駅 徒歩10分 |
| 竣工 | 1975年6月(築51年) |
| 構造・階数 | RC造・5階建て |
| 総戸数 | 200戸 |
| 分譲主 | 神奈川県住宅供給公社 |
売出しの情報には「7号棟」のような棟の表記が見られます。ご自分の棟の情報で確認しましょう。
東向地団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
RC造の団地は、壁が建物を支えていることがあります。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築51年の団地では、配管・構造壁・棟の違いで工事の中身が変わります。
築51年は配管の交換が前提
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
RC造5階建ては構造壁を図面で確認
壁で建物を支える造りの場合、間取りを変えられる範囲が限られます。図面での確認が先です。
管理組合・工事会社に確認すること
棟の違いを確かめる
200戸の団地で、売出しの情報には棟の表記があります。棟ごとに図面や設備が違う場合があるので、自分の棟の資料で確認しましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
同名の団地と区別する
長津田には別の団地があります。書類やネットの情報が混ざらないようにしましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年前後のRC造5階建ての団地を工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築51年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | 資材の搬入費や養生費は別になっていますか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
築50年を超えた団地の工事で避けたいのは、配管の扱いを決めないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
東向地団地のリフォームでよくある質問
- 東向地団地はリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 長津田の「長津田団地」と同じ物件ですか?
いいえ、別の団地です。長津田団地はUR(都市再生機構)の団地であり、「南長津田団地」とも別の団地になります。
東向地団地は、神奈川県住宅供給公社が分譲した団地です。- 配管はどうしたらいいですか?
1975年築で築50年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
東向地団地は、1975年築・200戸の団地で、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、構造壁、棟の違い、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の棟の図面を持って、団地の工事に慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
