
築45年を超えているから、床や配管まで手を入れるべきか迷っている。
結論から言うと、平塚高村団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、建物を支える壁など、動かせない部分もあります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、平塚高村団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(57〜68㎡前後)
- UR賃貸「サンヴァリエ平塚」とは別で、分譲は高村26番
- リノベーション済みの住戸が売りに出ている
- 団地の再生事業が進んでいるが、分譲住戸の建て替えではない
平塚高村団地のリフォーム・リノベ費用の目安
平塚高村団地の分譲部分でも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます(UR賃貸のサンヴァリエ平塚は対象外です)。
実際に平塚高村団地の分譲部分では、リノベーション済みの住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は57〜68㎡前後の2LDK・3LDKなどが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
分譲部分の住戸は57〜68㎡前後なので、表の60〜69㎡の欄が目安です。60㎡を切る2LDKなら、そこより少し下がります。
1977年3月の竣工で築45年を超えています。段差をなくすために床を作り直すなら、給水管・排水管の交換も同じ見積もりに入れる前提で考えましょう。
床や配管に手を付けず内装と水回りだけにとどめれば、費用はかなり下がります。実際に分譲部分ではリノベーション済みの住戸や内装をリフォームした住戸が売りに出ています。
分譲棟は5階建てですが、エレベーターの有無はまだ確かめられていません。上の階で階段での搬入になると運搬費が加わるので、見積もりで確かめましょう。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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平塚高村団地の基本データ
| 所在地 | 平塚市高村(分譲部分は高村26番) |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR東海道線「平塚」駅からバス約19〜20分、「勝原小学校前」停 徒歩約2〜3分 |
| 竣工 | 1977年3月 |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 5階建て |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 管理 | 日本総合住生活・管理員日勤 |
| 間取りの例 | 2LDK〜3LDK・3DKなど 56.81〜68.30㎡ |
| 管理費・修繕積立金の例 | 68.3㎡で月6,200円・月20,350円(2026年10月時点の売出し情報) |
再生事業は平塚市の資料、そのほかの欄は2026年10月に売りに出ている住戸などの物件情報をもとにしています。分譲部分の戸数は確かめられなかったため載せていません。
平塚高村団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
平塚高村団地の分譲部分は5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1977年築の団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事では、一般的に着工前に管理組合への届け出が必要です。あわせて、フローリングの遮音性能や工事できる曜日・時間も、管理規約で決められていることが多いです。
管理組合・工事会社に確認すること
UR賃貸「サンヴァリエ平塚」と分けて考える
同じ平塚高村団地の名前で、URの賃貸「サンヴァリエ平塚」(高村203・516戸)があります。分譲部分は高村26番の5階建ての棟で、最寄りのバス停も「勝原小学校前」と違います。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築45年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難でしょう。床をはがす全面リノベなら、配管の交換を同じ工事にまとめると、あとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
段差をなくすなら床の造りを確認
公団の団地は、建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。段差を減らしたいときは、床の下の配管や床の高さをどこまで変えられるかが決め手になります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の再生事業を知っておく
平塚市の資料によると、団地の7棟を除却した土地に地域医療福祉拠点を整備する事業が進んでいます。2023年3月に地域再生計画の認定を受けた事業で、分譲住戸の建て替えではありません。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地の段差解消の実績 | 築45年以上の団地で床の段差をなくす工事をしたことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 平塚高村団地の分譲部分の管理組合への届け出を代わりに進めてもらえますか |
| 分譲部分の図面 | 図面や資料がUR賃貸側ではなく高村26番の分譲棟のものか、確かめてもらえますか |
| 階段での搬入 | エレベーターがない場合、上の階への搬入費はいくら見ていますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、平塚高村団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
平塚高村団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「床下の配管のせいで段差が残る」「配管の交換が見積もりに入っていなかった」と分かることです。
住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、段差をどこまでなくせるかと配管の工事範囲を前もって確かめられます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
平塚高村団地のリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
分譲住戸の工事は、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理事務所か工事会社に確認しましょう。- サンヴァリエ平塚とは同じ建物ですか?
別の建物です。サンヴァリエ平塚はURの賃貸住宅で、所在は高村203です。
平塚高村団地の分譲部分は高村26番の5階建ての棟にあたります。- 団地の再生事業で建て替えになりますか?
平塚市の資料にある再生事業は、除却した7棟の跡地に地域医療福祉拠点をつくるものです。
分譲住戸の建て替えが決まったという情報はありません。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
平塚高村団地は、UR賃貸と並ぶ分譲住戸を、管理規約の範囲で全面的に作り直せる1977年築の公団団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
分譲住戸かどうか、管理組合への届け出、配管、床と構造壁の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
平塚高村団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
