
どこまで工事できて、いくらくらいかかるのか、見当がつかなくて不安。
結論から言うと、上中ノ原団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、建物を支える壁など、動かせない部分もあります。
費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、上中ノ原団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(45㎡前後なら下の方)
- 自主管理の団地なので、届け出の窓口は管理組合に直接確認
- 築50年前後なので配管の交換も工事に入れて考える
- 号棟によって竣工の時期が違うので、住む棟の図面を確認
上中ノ原団地のリフォーム・リノベ費用の目安
上中ノ原団地でも、自分の住戸の内側(専有部分)は、自主管理の管理組合が定める規約の範囲で工事できます。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は44〜49㎡前後の2LDK・3DKなどが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
60㎡より小さい住戸は、表の60〜69㎡の欄より下がることが多いです。
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
住戸は44〜49㎡前後のコンパクトな広さが中心です。表の60〜69㎡の欄より下がることが多く、全面リノベでも1,000万円台の前半から考えられます。
竣工は1973〜1976年ごろで、築50年前後です。床をはがすなら給水管・排水管の交換を同じ見積もりに入れる前提で考え、そのぶん金額は上がると見ておきましょう。
5階建ての棟が16棟並んでいますが、エレベーターがあるかは確認できていません。上の階で階段での搬入になると運搬費がかかるので、住む号棟と階で見積もりを確かめましょう。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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上中ノ原団地の基本データ
| 所在地 | 相模原市緑区下九沢 |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR横浜線「橋本」駅からバス、「上中の原団地」停 徒歩約2〜4分(号棟により異なる) |
| 竣工 | 1973年〜1976年ごろ(号棟により異なる) |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 5階建て |
| 棟数 | 16棟(1〜16号棟) |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 管理 | 自主管理 |
| 間取りの例 | 2LDK・3DKなど 44.67〜48.93㎡ |
表の欄は、不動産会社の物件情報をもとにしています。総戸数はサイトによって大きく違うため載せていません。
上中ノ原団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
上中ノ原団地は5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1970年代半ばに建った団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事は、着工前に管理組合への届け出が必要になるのが一般的です。自主管理の団地なので、届け出の窓口や書類の出し方は管理組合に直接確認しましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築50年前後の建物なので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。床をはがす全面リノベなら、配管の交換を同じ工事にまとめると、あとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
45㎡前後の間取りは構造の壁を確認してから
5階建ての公団の団地は、建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。コンパクトな住戸ほど、壁の位置で使い勝手が変わります。
管理組合・工事会社に確認すること
号棟ごとの違いを確認
上中ノ原団地は1〜16号棟があり、号棟によって竣工の時期が違うとされています。同じ団地でも、住む棟の図面と建物の情報を取り寄せてから工事の内容を決めましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
近くの別の団地と区別する
同じ下九沢には別の物件の「大沢団地」があり、近くには市営住宅の「上九沢団地」もあります。名前が似ているので、資料の取り違えに気をつけましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 公団の団地の工事の実績 | 築50年前後の公団の団地を全面リノベしたことはありますか |
| 自主管理の窓口への届け出 | 上中ノ原団地の管理組合へ出す書類は代わりに作ってもらえますか |
| 号棟と階に合わせた搬入 | エレベーターがない場合、5階までの搬入費はいくら見ていますか |
| 構造壁と収納の計画 | 45㎡前後の住戸で、残す壁を踏まえた収納の案を出してもらえますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、上中ノ原団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
上中ノ原団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「取り払うつもりの壁が構造壁だった」「階段で運ぶ分の費用が別にかかる」と分かることです。
住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、残す壁の位置と搬入の条件を前もって確かめられます。自主管理の団地なので、届け出の段取りもその場で相談しておきましょう。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
上中ノ原団地のリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
自主管理の団地なので、手続きの流れは管理組合に確認しましょう。- ペットは飼えますか?
物件情報ではペットは飼えないとされています。
細かい決まりは管理規約で確認しましょう。- 市営の上九沢団地とは同じですか?
別の団地です。上中ノ原団地は公団が分譲した団地で、上九沢団地は相模原市の市営住宅です。
同じ下九沢の大沢団地も別の物件なので、取り違えないようにしましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
上中ノ原団地は、管理規約の範囲で室内を全面的に作り直せる、1970年代半ばに建った公団の分譲団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合への届け出、配管、構造壁、住む号棟の図面の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
上中ノ原団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
