
51㎡の部屋だと、費用はどのくらい見ておけばいいのか迷っている。
結論から言うと、港南台めじろ団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、住戸の中にも建物を支える壁があることが多く、取り払えない壁もあります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、港南台めじろ団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(51㎡前後なら下の方)
- 工事の前に管理組合への届け出が必要になる
- 1,390戸の大きな公団の団地で、駅までの距離は棟で違う
- リフォーム済みの住戸が売りに出ている
港南台めじろ団地のリフォーム・リノベ費用の目安
港南台めじろ団地の分譲住戸は、管理規約の範囲であれば専有部分(自分の住戸の内側)を工事できます。
実際に港南台めじろ団地では、リフォームを済ませた2LDKの住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は51㎡前後の2LDKなどが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
60㎡より小さい住戸は、表の60〜69㎡の欄より下がることが多いです。
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
住戸は51㎡前後の2LDKが中心で、表の60〜69㎡の欄より下がります。1LDKにまとめる場合も、まずはこの欄より下を目安に考えてよいでしょう。
1974年築で50年を超えているので、給水管・排水管の取り替えを同じ工事に含めるのが前提です。
内装と水回りが中心なら、もっと抑えられます。実際に2020年7月にリフォームを済ませた51.18㎡の2LDKが売りに出ています。
5階建てでエレベーターは確認できていないので、上の階ほど運搬費がかかるかどうかを見積もりで確かめましょう。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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港南台めじろ団地の基本データ
| 所在地 | 横浜市港南区港南台6丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR根岸線「港南台」駅 徒歩約9〜16分(棟により異なる) |
| 竣工 | 1974年9月 |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 5階建て |
| 戸数 | 1,390戸(団地全体) |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 施工 | 戸田建設 |
| 管理 | 管理会社に全部委託・管理員は日勤 |
| 間取りの例 | 2LDK 51.18㎡ |
| 管理費・修繕積立金の例 | 51.18㎡で月4,000円・月12,000円(2026年10月時点の売出し情報) |
竣工・戸数・分譲の欄は不動産会社の物件情報、管理・費用の欄は売りに出ている住戸の情報をもとにしています。
港南台めじろ団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
港南台めじろ団地は5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1974年築の団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事では、一般的に着工前に管理組合への届け出が必要です。あわせて、フローリングの遮音性能や工事できる曜日・時間も、管理規約で決められていることがあります。規約の中身は公開されていないので、管理組合に確認してから工事の計画を立てましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築50年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難でしょう。床をはがす全面リノベなら、配管の交換を同じ工事にまとめると、あとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
間取り変更は構造の壁を確認してから
5階建ての公団の団地は、建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。2LDKを1LDKにしたいなら、まず図面で動かせる壁を確認することです。
管理組合・工事会社に確認すること
5階建ての棟は搬入の手間を確認
エレベーターの有無は確認できていないので、住む棟で確かめておきましょう。階段で運ぶ場合は、搬入・運搬の費用が見積もりに入っているかを見ておくと安心です。
管理組合・工事会社に確認すること
近くのUR賃貸と区別する
港南台にはUR賃貸の「港南台かもめ」「港南台ちどり」など、鳥の名前の団地がほかにもあります。めじろ団地は日本住宅公団が分譲した団地なので、物件名と所在地(港南台6丁目)をよく確かめましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 公団の団地の工事の実績 | 50㎡前後の公団の2LDKを1LDKにした例はありますか |
| 管理組合への届け出 | 港南台めじろ団地の管理組合へ、管理会社経由で届け出を出してもらえますか |
| 構造壁の確認 | 取り払えない壁を図面で確かめてから間取りを提案してもらえますか |
| 階段での運搬 | 階段を使う場合、運搬費は住む階によって変わりますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、港南台めじろ団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
港南台めじろ団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「1LDKにするはずの壁が構造壁で取れなかった」「収納を増やしたい場所に配管が通っていた」と分かることです。
住戸と図面を見てもらってから見積もりを出してもらえば、取り払える壁と収納をつくれる場所を先に確かめられます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
港南台めじろ団地のリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
規約は公開されていないので、管理組合に確認しましょう。- 港南台かもめ・ちどりと同じ団地ですか?
違います。かもめ・ちどりはUR賃貸の団地で、めじろ団地は公団が分譲した団地です。
賃貸の住戸は借り主が自由にリフォームできないので、物件名を確かめましょう。- エレベーターはありますか?
5階建ての棟で、エレベーターの有無は住む棟で確認が必要です。
階段での搬入になる場合は、見積もりの搬入費を確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
港南台めじろ団地は、管理規約の範囲で室内を全面的に作り直せる、1974年築の日本住宅公団の大きな団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合への届け出、配管、構造壁、搬入の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
港南台めじろ団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
