
費用もどのくらい見ておけばいいのか、見当がつかなくて迷っている。
結論から言うと、前田ハイツは管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、5階建ての団地なので、構造壁や階段での搬入など建物の条件があります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、前田ハイツでリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 横浜市住宅供給公社が分譲した440戸の団地
- 築45年超なので配管の交換も工事に入れて考える
- 号棟ごとに竣工年が違うので住む棟の資料で確認
前田ハイツのリフォーム・リノベ費用の目安
前田ハイツでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。号棟によって竣工年が違うので、住む棟の資料を見ながら進めましょう。
工事の範囲別の費用目安
住戸の広さは棟や間取りで違うので、自分の住戸に近い広さの欄を見てください。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
住戸の広さは確かな資料が少ないので、住む住戸の面積で表のどの欄に当たるかを見てください。60㎡より小さければ表の60〜69㎡の欄より下がり、60㎡台ならその欄が目安です。
1977〜79年ごろの竣工で、築45年を超えています。間取りから変える工事なら給水管・排水管の交換も同じ見積もりに入れるのが前提で、そのぶん表の金額より上がります。
5階建ての棟は、エレベーターがあるか確認できていません。階段で資材を運ぶと運搬費が上がるので、上の階ほど見積もりの内訳を確かめましょう。
建物を支える構造壁は取り払えないので、壁を残したまま広く使う間取りにすると、解体の範囲も費用も読みやすくなります。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
前田ハイツの基本データ
| 所在地 | 横浜市戸塚区前田町 |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR「東戸塚」駅 徒歩約11〜13分(バス「前田ハイツ前」停 徒歩約2分もあり) |
| 竣工 | 1977年3月〜1978年12月ごろ(号棟により異なる) |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 5階建て |
| 棟数・戸数 | 16棟・440戸 |
| 分譲 | 横浜市住宅供給公社 |
建物の欄は不動産会社のマンション情報をもとにしています。
前田ハイツはどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
前田ハイツは5階建ての公社の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1970年代後半の団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事は、着工前に管理組合への届け出が必要になるのが一般的です。管理の形は資料によって書き方が違うので、届け出先は管理組合に直接聞きましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築45年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。床をはがす全面リノベなら、同じ工事にまとめるとあとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
間取り変更は構造の壁を確認してから
5階建ての団地は、構造壁が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。広いリビングにするなら、先に図面で動かせる壁を調べましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
5階建ての棟は搬入の手間を確認
エレベーターの有無は確認できていないので、住む棟で階段の搬入になるかを確かめましょう。上の階ほど手間が増えやすいでしょう。
管理組合・工事会社に確認すること
号棟ごとの違いを確認
前田ハイツは号棟によって竣工年や戸数が違います。修繕積立金なども号棟で違うことがあるので、確かめておきましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 公社の団地の工事の実績 | 1970年代に建った公社の団地で全面リノベをしたことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 前田ハイツの管理組合への届け出先と書類を確認して、準備してもらえますか |
| 5階建ての階段での搬入 | 階段で運ぶことになった場合、搬入費はどのくらい見込んでいますか |
| 構造壁と間取り | 図面で構造壁を確かめてから、間取りの案を出してもらえますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、前田ハイツの工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
前田ハイツの工事でいちばん避けたいのは、着工してから「取るつもりの壁が構造壁だった」「階段で運ぶ費用が後から足された」と分かることです。
住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、どの壁を動かせるかと搬入の手間を、契約の前に確かめられます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
前田ハイツのリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理組合か工事会社に確認しましょう。- 前田ハイツはどこが分譲した団地ですか?
前田ハイツは横浜市住宅供給公社が分譲した団地です。
神奈川県住宅供給公社の団地とは別なので、資料を探すときは気をつけましょう。- 壁を取って間取りを変えられますか?
建物を支える構造壁は取り払えません。
動かせる壁かどうかは、図面と住戸をリノベ会社に見てもらうと分かります。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
前田ハイツは、東戸塚駅の徒歩圏にある、横浜市住宅供給公社が分譲した5階建ての団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合への届け出、配管、構造壁、搬入の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
前田ハイツのリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
