
45㎡くらいの部屋で、費用がいくらくらいになるのか気になる。
結論から言うと、西三田団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、全棟にエレベーターがないので、上の階ほど資材の搬入に手間と費用がかかります。
費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、西三田団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(45〜76㎡前後)
- 44棟・1,108戸の公団の分譲団地
- 全棟エレベーターなしで、搬入は階段になる
- 築60年近いので配管の交換は工事に入れて考える
西三田団地のリフォーム・リノベ費用の目安
西三田団地でも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。街区ごとに順に完成した団地なので、住む号棟の竣工年もあわせて確かめましょう。
実際に西三田団地では、キッチンを交換した住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は45〜76㎡前後が多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
西三田団地の住戸は約45〜76㎡です。45㎡前後の住戸なら全面リノベでも1,000万〜2,000万円台の下の方、75㎡を超える住戸なら中ほどを目安にしましょう。
1966年からの団地で築60年近いので、給水管・排水管の交換は必ず見積もりに入れるつもりで考えます。そのぶん、表の金額より上がると見ておきましょう。
全面リノベにしなくても、範囲を絞れば抑えられます。実際にキッチンを交換した住戸が売りに出ています。
西三田団地は全棟にエレベーターがありません。資材やユニットバスは階段で運ぶので、上の階ほど運搬費が上がると考えておきましょう。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
西三田団地の基本データ
| 所在地 | 川崎市多摩区三田2〜4丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 「生田」駅 徒歩約7〜12分 |
| 竣工 | 1966年11月〜(街区・号棟により異なる) |
| 構造・階数 | 4〜5階建て(全棟エレベーターなし) |
| 棟数・戸数 | 44棟・1,108戸 |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 管理 | 日本総合住生活に一部委託(管理員は日勤) |
| 間取りの例 | 約45〜76㎡ |
| 管理費・修繕積立金の例 | 45.43㎡で月10,000円・月5,000円(2026年10月時点の売出し情報、2-2号棟) |
棟数・戸数は報道記事での不動産調査会社の解説、管理・費用の欄は売りに出ている住戸の情報をもとにしています。
西三田団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
西三田団地は4〜5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
築60年近い西三田団地の工事は、配管と搬入の条件が費用を大きく左右します。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事は、着工前に管理組合への届け出が必要になるのが一般的です。遮音の決まりや配管の扱いを定めた規約は公開されていないので、管理組合に確認してから工事の内容を決めましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築60年近いので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。床をはがす全面リノベなら、配管の交換を同じ工事にまとめると、あとから床を壊さずに済みます。
管理組合・工事会社に確認すること
エレベーターがないので搬入を確認
西三田団地は全棟にエレベーターがありません。資材やキッチン・ユニットバスは階段で運ぶので、上の階ほど手間がかかります。
管理組合・工事会社に確認すること
間取り変更は構造の壁を確認してから
公団の団地は建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。
管理組合・工事会社に確認すること
街区・号棟によって竣工の年が違う
西三田団地は街区ごとに順に完成したと見られ、資料によって竣工の年月が違います。住む号棟の竣工年月を確かめて、配管の古さを考えましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 築60年近い団地の実績 | 1960年代の公団の団地で、配管を含めた全面リノベをしたことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 西三田団地の管理組合に出す工事の届け出もお願いできますか |
| 全棟エレベーターなしの搬入 | 階段だけで運ぶ場合の搬入費は、何階かで変わりますか |
| 号棟の竣工年 | 住む号棟の竣工年を確かめたうえで、配管の傷みを見てもらえますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、西三田団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
西三田団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「階段での運搬に人手がかかり費用が増えた」「床下の配管が想定よりも古かった」と分かることです。
住む階と住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、運搬費と配管の交換の費用を前もって確かめられます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
西三田団地のリフォームでよくある質問
- エレベーターはありますか?
全棟ありません。
上の階の工事では、見積もりの搬入費を確認しましょう。- 築60年近くても全面リノベはできますか?
住戸の中は管理組合への届け出をすれば作り直せるのが一般的です。
ただし構造壁は動かせないので、図面で確かめましょう。- ペットは飼えますか?
ペットのルールは確認できていません。
飼う予定がある場合は、契約前に管理組合に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
西三田団地は、全棟エレベーターのない、1966年築からの大規模な公団の分譲団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合への届け出、配管、階段での搬入、構造壁は、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
西三田団地のリフォームで迷ったら、団地やマンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
