
66㎡の3LDKで、築60年近いから配管も気になる。
結論から言うと、相模台団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、UR賃貸の棟と分譲の棟が同じ団地にあり、エレベーターの後付けなどはUR賃貸の棟の話なので、分譲の棟の条件は別に確かめる必要があります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、相模台団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(66㎡前後)
- 工事の前に分譲の棟の管理組合への届け出が必要になる
- エレベーターを付けたのはUR賃貸の棟で、分譲の棟は別
- 水回りと内装を全面的に工事した住戸が売りに出ている
相模台団地のリフォーム・リノベ費用の目安
相模台団地でも、分譲の棟の住戸なら、内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。UR賃貸の棟とは管理もルールも別です。
実際に相模台団地の分譲の棟では、水回りと内装を全面的に工事した住戸が売りに出ています(2026年8月時点)。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は66㎡前後の3LDKが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
売出しの例は66.68㎡(内法)の3LDKで、表の60〜69㎡の欄がそのまま目安になります。全面リノベなら、1,000万円台を中心に考えるとよいでしょう。
1966年築で築60年近いため、給水管・排水管の交換は欠かせない工事として見積もりに入れておきましょう。そのぶん、表の金額より上がることも見込んでおくと安心です。
エレベーターを後付けしたのはUR賃貸の棟で、分譲の棟の有無は確認できていません。5階建てなので、階段での搬入になる場合の運搬費を見積もりで確かめましょう。
内装と水回りを直すだけなら、費用は抑えられるでしょう。実際に2-1号棟では2026年7月に水回りと内装を全面的に工事した住戸が売りに出ています。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
→ マンションに強い会社に無料で見積もりを出してもらう
相模台団地の基本データ
| 所在地 | 相模原市南区相模台団地 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 小田急線「小田急相模原」駅 徒歩約16〜21分、またはバス約8分 |
| 竣工 | 1966年12月(分譲の2-1号棟) |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 5階建て |
| 棟数・戸数 | UR賃貸850戸と分譲の号棟が併存(2-1号棟は30戸) |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 管理 | 管理会社に全部委託(日勤、2-1号棟の売出し情報) |
| 間取りの例 | 3LDK 66.68㎡(内法) |
| 管理費・修繕積立金の例 | 66.68㎡で月4,750円・月19,530円(2026年8月時点の売出し情報) |
UR賃貸の戸数はUR都市機構の公式サイト、分譲の棟の管理・費用の欄は売りに出ている住戸の情報をもとにしています。分譲の棟の戸数と号棟は、確かな情報が見つかっていませんので、管理組合で確かめましょう。
相模台団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
相模台団地の分譲の棟は5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1966年築の団地では、分譲の棟とUR賃貸の棟の違いと建物の条件で、できることと費用が変わります。
管理組合への届け出と工事のルール
集合住宅の工事は、着工前に管理組合への届け出が必要になるのが一般的です。遮音性能や配管の扱い、工事できる曜日・時間は管理規約で決められていることが多く、内容は公開されていません。
管理組合・工事会社に確認すること
UR賃貸の棟や近くの団地と区別する
相模台団地にはUR賃貸の850戸があり、分譲の号棟と同じ団地名です。近くの相模台第2団地や相武台団地は別の団地になります。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築60年近いので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。床をはがす全面リノベなら、同じ工事にまとめられます。
管理組合・工事会社に確認すること
間取り変更は構造の壁を確認してから
5階建ての公団の団地は、建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。
管理組合・工事会社に確認すること
5階建ての棟は搬入の手間を確認
分譲の棟のエレベーターの有無は確認できていないので、住む棟で必ず確かめましょう。階段での搬入になると、上の階ほど手間がかかります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 公団の団地の工事実績 | 築60年近い公団の団地で、全面リノベをしたことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 相模台団地の分譲の棟の管理組合への届け出を、代わりに進めてもらえますか |
| UR賃貸の棟との区別 | 工事のルールは、分譲の棟の管理規約で確認してもらえますか |
| 階段での搬入 | 分譲の棟にエレベーターがない場合、搬入費はいくら見ていますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、相模台団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
相模台団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「分譲の棟にはエレベーターがなかった」「取り払うつもりの壁が構造壁だった」と分かることです。
住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、搬入の方法や間取りの変更の範囲を、工事を頼む前に確かめられます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
相模台団地のリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。
手続きの流れは管理組合か工事会社に確認しましょう。- UR賃貸の棟と同じルールですか?
違います。分譲の住戸は、分譲の棟の管理組合の規約に従って工事をします。
UR賃貸の棟の改修の話は、分譲の棟には当てはまりません。- ペットは飼えますか?
2-1号棟の売出し情報ではペット不可とされています。
ほかの分譲の棟のルールは、管理組合に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
相模台団地の分譲住戸は、管理規約の範囲で室内を全面的に作り直せる、UR賃貸の棟と並ぶ1966年築の公団分譲の団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合への届け出、UR賃貸の棟との違い、配管、搬入の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
相模台団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
