大正団地はリノベできる?リフォーム費用の目安と注意点

大正団地のリノベ・リフォーム
古くなった台所とお風呂をまとめて直したい。

46㎡ほどの2LDKでも、全面リノベにするといくらくらいかかるのかな。

結論から言うと、大正団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。

住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、建物を支える壁が住戸の中にあることが多く、5階建ての棟は搬入にも手間がかかります。

費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。

この記事では、大正団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。

この記事のポイント

  • 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(46㎡前後なら下の方)
  • 工事の前に管理組合への届け出が必要になる
  • リノベーションした2LDKの住戸が売りに出ている
  • 街区と号棟で呼び方が分かれる780戸の公団の団地

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目次

大正団地のリフォーム・リノベ費用の目安

街区や号棟が違っても、大正団地の分譲住戸なら専有部分(自分の住戸の内側)は管理規約の範囲で工事できます。

実際に大正団地では、リノベーションした2LDKの住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。

工事の範囲別の費用目安

この団地の住戸は45〜54㎡前後の2LDKなどが多いため、その広さに近い目安を並べました。

工事の範囲60〜69㎡80〜89㎡
表層の張り替え(床・壁紙など)400万円〜500万円〜
表層+設備の交換(キッチン・浴室など)650万円〜750万円〜
全面リノベ(間取りから作り直す)1,050万円〜1,200万円〜

60㎡より小さい住戸は、表の60〜69㎡の欄より下がることが多いです。

上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。

大正団地の住戸は45〜54㎡前後と小さめなので、表の60〜69㎡の欄よりも下がるのが普通です。

ただし築55年を超えているので、給水管・排水管の交換は省けない工事と考えましょう。面積のわりに、配管の分だけ費用が上乗せされます。

内装と水回りだけなら、もっと抑えられるでしょう。実際に1街区11号棟と2街区1号棟で、リノベーションを済ませた46.27㎡の2LDKが売りに出ています。

5階建てでエレベーターは確認できていないため、階段での運搬費が見積もりに入っているかを確かめておきましょう。

自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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大正団地の基本データ

所在地横浜市戸塚区原宿3丁目
最寄り駅JR・横浜市営地下鉄「戸塚」駅からバス約11〜18分
竣工1969年5月
構造・階数鉄筋コンクリート造 5階建て
戸数780戸(団地全体)
分譲日本住宅公団(現在のUR都市機構)
間取りの例2LDK 46.27㎡

竣工・分譲・間取りの欄は、不動産会社の物件情報をもとにしています。

大正団地はどこまでリノベできる?できない工事

分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。

区分工事の例
できる床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更
できない構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事

窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。

大正団地は5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。

工事の前に確認すること

1969年築の団地の工事は、部屋の見た目より建物と管理の条件で、できることと費用が変わります。

管理組合への届け出と工事のルール

集合住宅の工事は、着工前に管理組合への届け出が必要になるのが一般的です。遮音性能や工事できる曜日・時間も、管理規約で決められていることがあります。

管理組合・工事会社に確認すること

フローリングの遮音性能と工事できる曜日・時間を聞く
届け出は街区と号棟の正しい表記(例: 1街区11号棟)で出す

配管は交換する前提で考える

築55年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。床をはがす全面リノベなら、同じ工事にまとめるとあとから床を壊さずに済みます。

管理組合・工事会社に確認すること

見積もりに給水管・排水管の交換が入っているか見る
床をはがす工事と配管の交換を同時にできるか聞く

間取り変更は構造の壁を確認してから

5階建ての公団の団地は、構造壁が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。46㎡前後の住戸を広く使うなら、先に図面で動かせる壁を調べましょう。

管理組合・工事会社に確認すること

動かせる壁と残す壁を図面で確かめてもらう
つなげたい部屋の間の壁が構造壁かどうかを聞く

5階建ての棟は搬入の手間を確認

エレベーターの有無は確認できていないので、住む棟で確かめておきましょう。階段で運ぶ場合は費用にも響きます。

管理組合・工事会社に確認すること

住む棟にエレベーターがあるかを管理組合に聞く
見積もりの搬入・運搬の費用の入り方を確かめる

近くの県営原宿団地と区別する

近くの原宿5丁目には県営原宿団地がありますが、こちらは別の団地です。大正団地は日本住宅公団が分譲した団地です。

管理組合・工事会社に確認すること

資料の名前と所在地が大正団地のものか確かめる
工事会社にも公団分譲の団地だと伝える

団地の工事に強い会社の選び方

確認すること聞き方の例
公団の団地の工事の実績50㎡以下の公団の団地で全面リノベをしたことはありますか
管理組合への届け出大正団地の管理組合に、街区と号棟を正しく書いた届け出を出してもらえますか
管理の窓口管理組合が自分たちで運営している場合、誰に書類を出すか確かめてもらえますか
階段での搬入5階まで階段で運ぶとき、運搬費はどのくらい見ていますか

この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、大正団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。

マンションに強いリノベ会社に見てもらう

大正団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「街区の管理組合へ出した書類に不備があった」「床下の配管が想定以上に古かった」と分かることです。

住戸を見てもらってから見積もりを出してもらえば、書類の出し先や配管の傷み具合を前もって確かめられます。

リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。

首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。

1
住戸と希望を伝える
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
2
コンシェルジュが会社を選ぶ
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
3
住戸を見てもらう
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
4
見積もりを比べて決める
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。

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大正団地のリフォームでよくある質問

工事に管理組合の許可はいりますか?

集合住宅では、着工前の届け出や承認が管理規約で決められているのが一般的です。

規約は公開されていないので、管理組合に確認しましょう。

県営原宿団地と同じ団地ですか?

違います。大正団地は原宿3丁目にある公団分譲の団地で、県営原宿団地は原宿5丁目にある別の団地です。

エレベーターはありますか?

5階建ての棟で、エレベーターの有無は住む棟で確認が必要です。

階段での搬入になる場合は、見積もりの搬入費を確認しましょう。

これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?

1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。

証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。

まとめ

大正団地は、管理規約の範囲で室内を全面的に作り直せる、1969年築の日本住宅公団の団地です。

全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。

管理組合への届け出、配管、構造壁、搬入の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。

大正団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。

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