
いま大きくお金をかけてもいいのかな。
結論から言うと、たまプラーザ団地は管理規約の範囲で室内を全面的にリノベーションできる団地です。
住戸の中(専有部分)のリフォーム・リノベーションは、管理組合への届け出をすれば可能です。ただし、建物を支える壁は動かせず、建て替えの検討が進んでいることも頭に入れておく必要があります。
費用は全面リノベで1,000万〜2,000万円台が目安で、水回りや内装だけならもっと抑えられます。
この記事では、たまプラーザ団地でリフォーム・リノベーションをする前に確認することを、工事を頼む順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(55〜76㎡前後)
- 管理組合に「模様替え」の承認の仕組みがある
- キッチン・浴室・床などを交換した住戸が売りに出ている
- 建て替えは検討の段階で、決議はされていない(2026年10月時点)
たまプラーザ団地のリフォーム・リノベ費用の目安
たまプラーザ団地でも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理組合の「模様替え」の承認の仕組みに沿って工事できます。
実際にたまプラーザ団地では、キッチン・浴室・床などを交換した住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。
工事の範囲別の費用目安
この団地の住戸は55〜76㎡前後の2DK〜3LDKが多いため、その広さに近い目安を並べました。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)で、同じ会社は今の相場を70㎡で約1,600万〜2,200万円と紹介しています。
住戸は54.77㎡・65.92㎡・75.8㎡などです。55㎡前後の2DKなら表の60〜69㎡の欄より下がり、65㎡台ならその欄に近い金額が目安です。
築55年を超えているので、全面リノベなら配管の交換は見積もりに入れる前提で考えましょう。
内装と水回りだけなら抑えられます。実際にキッチン・浴室・床などを交換した6街区の住戸が売りに出ています(2026年10月時点)。
建て替えは検討の段階で決議はされていないので、どこまで費用をかけるかは管理組合の最新の状況を聞いてから決めると安心です。エレベーターの有無もはっきりしないので、住む号棟の階数に合わせて搬入費も見ておきましょう。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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たまプラーザ団地の基本データ
| 所在地 | 横浜市青葉区美しが丘1丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | たまプラーザ駅 徒歩約5〜13分(号棟により異なる) |
| 竣工 | 1968年3月 |
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 4〜5階建て(号棟により異なる) |
| 棟数・戸数 | 47棟・1,254戸 |
| 分譲 | 日本住宅公団(現在のUR都市機構) |
| 管理 | たまプラーザ住宅管理組合(日本総合住生活に一部委託) |
| 間取りの例 | 2DK〜3LDK 54.77㎡・65.92㎡・75.8㎡ |
| 管理費・修繕積立金の例 | 54.77㎡で月4,500円・月7,500円(2026年10月時点の売出し情報) |
戸数は不動産会社の資料、建て替えの検討状況は管理組合のサイト、費用の欄は売りに出ている住戸の情報をもとにしています。
たまプラーザ団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲の団地で自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分として管理組合が管理するのが一般的なので、交換したいときは管理組合に相談します。
たまプラーザ団地は4〜5階建ての公団の団地です。この型は住戸の中にも建物を支える壁があることが多いので、図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
1968年築の団地の工事は、建物と管理の条件に加えて、建て替えの検討状況も見て判断しましょう。
管理組合への届け出と工事のルール
たまプラーザ団地の管理組合には、「模様替え」の承認の仕組みがあります。管理組合は1つで、その下に街区・棟の代表者会がある形です。
管理組合・工事会社に確認すること
建て替えの検討状況を知っておく
管理組合には団地再生検討委員会があり、建て替えの検討案を棟の代表者に説明しています。ただし建て替えの決議はされていません(2026年10月時点)。
管理組合・工事会社に確認すること
配管は交換する前提で考える
築55年を超えているので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難でしょう。床をはがす全面リノベなら、同じ工事にまとめられます。
管理組合・工事会社に確認すること
間取り変更は構造の壁を確認してから
公団の団地は、建物を支える壁(構造壁)が住戸の中にもある造りが多く、その壁は取り払えません。
管理組合・工事会社に確認すること
号棟・街区ごとの違いを確認
47棟ある団地なので、階数や駅からの距離は号棟によって違います。エレベーターの有無もはっきりしません。
管理組合・工事会社に確認すること
団地の工事に強い会社の選び方
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 公団の団地の工事の実績 | 旧公団が分譲した団地で、室内のリノベをしたことはありますか |
| 模様替えの承認 | たまプラーザ住宅管理組合への模様替えの申請は、代わりに進めてもらえますか |
| 工事の範囲の分け方 | 建て替えの検討を踏まえて、水まわりだけの見積もりも出してもらえますか |
| 号棟ごとの搬入 | 住む号棟の階数に合わせて、搬入費を見積もりに入れていますか |
この4つを2〜3社に同じ条件で聞くと、たまプラーザ団地の工事に慣れているかどうかの差がはっきり見えます。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
たまプラーザ団地の工事でいちばん避けたいのは、着工してから「模様替えの申請に入れていない工事があった」「階段で運ぶので搬入費が上がる」と分かることです。
住戸を見てもらってから見積もりを出してもらうと、承認の申請に入れる工事と搬入の費用を、着工の前にそろえておけます。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも相場には約1,500万〜2,100万円の幅があるので、同じ条件で見積もりを比べるのが確実です。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
たまプラーザ団地のリフォームでよくある質問
- 工事に管理組合の許可はいりますか?
たまプラーザ団地の管理組合には、模様替えの承認の仕組みがあります。
工事の内容が決まったら、着工前に管理組合へ申請の流れを確認しましょう。- 建て替えは決まっていますか?
決まっていません。管理組合が建て替えの検討を進めていますが、決議はされていません(2026年10月時点)。
大きなリノベの前に、管理組合で最新の状況を確認しましょう。- ペットは飼えますか?
売出し情報では「ペット不可」と書かれています。
くわしいルールは管理規約で管理組合に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。
証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
たまプラーザ団地は、模様替えの承認を受ければ室内を作り直せる、1968年築・1,254戸の公団団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安で、工事の範囲を絞ればもっと抑えられます。
管理組合の承認、建て替えの検討状況、配管、構造壁の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
たまプラーザ団地のリフォームで迷ったら、マンションに強い会社に住戸を見てもらい、見積もりを比べるのが近道です。
