
14階建てだと、工事の資材を運ぶのも大変そうで不安。
天王町スカイハイツは、管理規約の範囲で室内を作り直せるマンションです。住戸の内側(専有部分)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に管理組合への届け出で進められます。
1976年6月に竣工した築50年の建物で、5号棟と6号棟の2棟に276戸が入っています。専有面積は約59.85〜63.44㎡と近い広さにそろっているので、費用の見当をつけやすい団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安になります。水回りと内装だけに絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、14階建てで築50年のこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことを順番にまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台(約59.85〜63.44㎡)
- 築50年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 14階建て・エレベーター4基なので搬入と養生の確認が要る
- 2棟276戸なので自分の棟の情報で確認する
天王町スカイハイツのリフォーム・リノベ費用の目安
分譲マンションでも、自分の住戸の内側(専有部分)は管理規約の範囲で工事できます。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
天王町スカイハイツは、神奈川県住宅供給公社が分譲したSRC造・地上14階の建物です。相鉄線の「天王町」駅から徒歩5〜6分と、駅に近い場所にあります。
工事の範囲別の費用目安
この物件の住戸は約59.85〜63.44㎡と60㎡前後に集まっているため、表の60〜69㎡の欄が近い目安になります。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、全面リノベは1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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天王町スカイハイツの基本データ
まず、建物の年代・棟の構成・住戸の広さを見ておきましょう。
| 所在地 | 横浜市保土ケ谷区天王町2丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 相鉄線「天王町」駅 徒歩5〜6分、「星川」駅 徒歩6分 |
| 竣工 | 1976年6月(築50年) |
| 構造・階数 | SRC造・地上14階 |
| 総戸数 | 276戸(5号棟144戸・6号棟132戸の2棟) |
| 分譲主 | 神奈川県住宅供給公社 |
| エレベーター | あり(4基) |
| 住戸の広さ | 約59.85〜63.44㎡ |
サイトによって「144戸」と「276戸」の両方が見つかります。144戸は5号棟だけの戸数とみられ、2棟あわせて276戸です。ご自分の棟の情報で確認しましょう。
天王町スカイハイツはどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
SRC造の高層マンションは、壁の中に鉄筋や鉄骨が入っていることがあります。抜ける壁と抜けない壁は、管理組合に図面を見せてもらって判断するのが確実です。
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的で、交換したいときは管理組合に相談しましょう。
工事の前に確認すること
築50年・14階建ての団地型マンションでは、配管・搬入・棟の違いで工事の中身が変わります。
築50年は配管の交換が前提
住戸の中の給水管・排水管は、交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
14階建てのエレベーター搬入
エレベーターは4基あり、上の階でも資材を運べます。ただし工事中はエレベーターの養生が必要です。
管理組合・工事会社に確認すること
2棟276戸なので自分の棟を確認
5号棟と6号棟の2棟で、5号棟は地下1階付きと紹介するサイトもあります。棟で図面や設備が違う場合があります。
管理組合・工事会社に確認すること
自主管理だから窓口は管理組合
売出し情報では、この物件は自主管理で管理員が日勤とされています。届け出や相談の窓口は、管理組合や管理員になります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地・マンションの実績 | 築50年前後・14階建てのSRC造マンションを工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管・設備の扱い | 築50年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 見積もりの内訳 | エレベーターの養生費や資材の搬入費は別ですか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
大きな建物の工事で避けたいのは、搬入や養生のルールを確かめないまま見積もりを出してもらうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、マンションの工事に慣れたリノベ会社をコンシェルジュが選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
天王町スカイハイツのリフォームでよくある質問
- 天王町スカイハイツはリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 「天王町ハイタウン」と同じ物件ですか?
いいえ、別の物件です。天王町ハイタウンは岩間町にある1980年築のマンションで、天王町スカイハイツ(天王町2丁目・1976年築)とは建物も場所も違います。
また、大阪にある「天王寺スカイハイツ」とも別の物件です。- 配管はどうしたらいいですか?
1976年築で築40年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前の建物なので、国税庁の案内のとおり耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要です。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
天王町スカイハイツは、1976年築・2棟276戸の団地型マンションで、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、エレベーターの搬入と養生、自分の棟の図面、管理組合への届け出の4つは、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
迷ったときは、自分の棟の図面を持って、マンションに慣れた会社の見積もりを比べてみてください。
