
棟がたくさんある団地だから、自分の棟の図面を確認しておきたい。
寺尾台団地は、管理組合への届け出で室内を作り直せる団地です。専有部分(住戸の内側)であれば、リフォームもリノベーションも一般的に進められます。
川崎市多摩区寺尾台2丁目にある1970年7月竣工の築56年の建物で、RC造・4〜5階建て、総戸数は約412戸です。分譲したのは日本住宅公団で、緑が多く、棟と棟の間隔が広い団地です。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。水回りと内装に絞れば、もう少し抑えられます。
この記事では、築56年・多棟の団地であるこの建物に合わせて、工事を頼む前に確認しておきたいことをまとめました。
この記事のポイント
- 全面リノベの目安は1,000万〜2,000万円台
- 築56年なので配管の交換も工事に入れて考える
- 棟数が多い団地なので自分の棟の図面で確認
- 1982年より前の建物で、購入時は耐震の条件に注意
寺尾台団地のリフォーム・リノベ費用の目安
自分の住戸の内側(専有部分)は、管理規約の範囲で工事できるのが一般的です。全面リノベの費用は、1,000万〜2,000万円台が目安です。
寺尾台団地は、日本住宅公団が分譲したRC造・4〜5階建ての団地です。広さの情報は少ないため、表では60〜69㎡と80〜89㎡の欄を並べて見てください。
工事の範囲別の費用目安
広さによって費用は変わります。60〜69㎡と80〜89㎡の目安を並べます。
| 工事の範囲 | 60〜69㎡ | 80〜89㎡ |
|---|---|---|
| 表層の張り替え(床・壁紙など) | 400万円〜 | 500万円〜 |
| 表層+設備の交換(キッチン・浴室など) | 650万円〜 | 750万円〜 |
| 全面リノベ(間取りから作り直す) | 1,050万円〜 | 1,200万円〜 |
上の表は、大手リノベ会社が公開している首都圏の工事費の概算(2019年8月時点)をもとにしています。
同じ会社は、今の首都圏の相場として、70㎡で約1,600万〜2,200万円とも紹介しています。
別のリノベ会社が200事例をまとめたデータを見ると、70㎡の全面リノベの平均は1,155万円(2022年10月時点)でした。
資材も人件費も上がっているので、1,000万〜2,000万円台で見ておくと、予算の読み違いを防げます。
自分の部屋で実際にいくらかかるかは、住戸を見てもらうと分かります。
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寺尾台団地の基本データ
先に、建物の年代・構造・規模を確認しておきましょう。
| 所在地 | 川崎市多摩区寺尾台2丁目 |
|---|---|
| 最寄り駅 | 小田急線「読売ランド前」駅 徒歩13〜16分、「生田」駅 徒歩約15分 |
| 竣工 | 1970年7月(築56年) |
| 構造・階数 | RC造・4〜5階建て |
| 総戸数 | 約412戸 |
| 分譲主 | 日本住宅公団 |
棟数は、サイトによって「11棟」と「20棟」の両方が見つかります。ご自分の棟の情報は、管理組合や購入時の書類で確認しましょう。
寺尾台団地はどこまでリノベできる?できない工事
分譲マンションで自由に工事できるのは、自分の住戸の内側(専有部分)です。
| 区分 | 工事の例 |
|---|---|
| できる | 床・壁・天井の内装、キッチン・浴室・トイレの交換、住戸内の配管の交換、構造に関わらない間仕切りの変更 |
| できない | 構造壁を取り払う、窓サッシや玄関ドアの交換(共用部分)、バルコニーの改造、外壁に穴をあける工事 |
窓サッシや玄関ドアは共用部分にあたるのが一般的です。交換したいときは管理組合への相談から始めましょう。
4〜5階建てのRC造の団地は、住戸を区切る壁が構造壁になっていることが多くあります。図面で確認してから間取りを考えましょう。
工事の前に確認すること
築56年・多棟の団地では、配管・棟ごとの違い・構造壁で工事の中身が変わります。
築56年は配管の交換が前提
1970年竣工なので、住戸の中の給水管・排水管は交換を前提に考えるのが無難です。全面リノベなら、床や壁を開けるときにまとめて新しくできます。
管理組合・工事会社に確認すること
多棟の団地は自分の棟で確認
棟数が多く、棟によって図面や設備が違うことがあります。相談するときは棟番号と部屋番号を伝えましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
4〜5階建ての壁は図面で確かめる
間取りを変えたいときは、先に抜ける壁と抜けない壁を知る必要があります。住戸の図面を用意してもらいましょう。
管理組合・工事会社に確認すること
駅から距離がある立地の搬入
最寄りの読売ランド前駅まで徒歩13〜16分あり、資材や職人の移動にも時間がかかります。搬入の条件も見積もりに関わります。
管理組合・工事会社に確認すること
団地・マンションの工事に強い会社の選び方
同じ工事でも、団地・マンションの工事に慣れているかで、進めやすさと費用が大きく変わります。
| 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 団地の実績 | 築50年を超える多棟のRC造団地を工事したことはありますか |
| 管理組合への届け出 | 届け出の書類づくりを手伝ってもらえますか |
| 配管の扱い | 築56年の配管の交換は見積もりに入っていますか |
| 棟ごとの違い | 私の棟の図面をもとに、現地で壁の位置を見てもらえますか |
この4つは、1社だけでなく2〜3社に同じ条件で聞くと、答えの差がはっきり見えます。
自分で会社を探すのが大変なら、マンションに強い会社を無料で紹介してもらう方法もあります。
マンションに強いリノベ会社に見てもらう
築50年を超える団地で避けたいのは、自分の棟の図面を見ないまま、間取りと金額を決めてしまうことです。
リフォームガイドのマンションリノベなら、コンシェルジュが会社を選んで紹介してくれます。
首都圏の60㎡の全面リノベでも、相場には約1,500万〜2,100万円と600万円ほどの幅があるそうです。
会社や仕様で金額が大きく変わるので、1社だけで決めずに、同じ条件で見積もりを比べるのがおすすめです。
広さ・予算・やりたい工事を入力します。
マンションの工事の実績がある会社を紹介してもらえます。
配管や壁の状態を現地で確認してもらいます。
内訳を見比べて、納得できた会社に頼みます。
寺尾台団地のリフォームでよくある質問
- 寺尾台団地はリフォームやリノベーションができますか?
専有部分(住戸の内側)であれば、管理組合への届け出をしたうえで工事できるのが一般的です。
窓サッシや玄関ドアなどの共用部分は、管理組合に確認しましょう。- 横浜市鶴見区の「寺尾台」の物件と同じですか?
いいえ、別の物件です。ここで扱う寺尾台団地は川崎市多摩区寺尾台2丁目にあります。横浜市鶴見区の寺尾にある寺尾台キャッスルや寺尾台パークホームズなどとは、場所も建物も違います。
- 配管はどうしたらいいですか?
1970年築で築50年を超えているため、住戸の中の配管は交換を前提に考えるのが無難です。
共用部分の配管は管理組合の管理になるので、工事の範囲は事前に確認しましょう。- これから買う場合、住宅ローン控除は使えますか?
1982年より前に建てられた建物なので、住宅ローン控除では国税庁の案内のとおり、耐震基準に適合している証明か入居前の耐震改修が必要になります。証明の取り方は契約前に不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
寺尾台団地は、1970年築・約412戸の団地で、管理規約の範囲で室内を作り直せます。
全面リノベの費用は1,000万〜2,000万円台が目安です。工事の範囲を絞れば、もっと抑えられます。
配管の交換、棟ごとの図面、構造壁、管理組合への届け出を、工事会社を決める前に確認しておきましょう。
同じ名前の別物件に注意して、まずは自分の棟の図面を用意してください。
